STORY
遥か昔、人類は地上の生息域減少により地下開発を進めた。
その労働力として人間に似せた人工生命体のマリガンを創造。しかしマリガンは自らのクローンを増やして勢力を広め人類に反乱。
第3次停戦協定から280年後の世界。人類は地上に留まり地球規模に広がった地下世界をマリガンが支配していた。
地下世界に異変が-
急遽、人間とマリガンによる地下世界の異変を探る調査チームが結成された。女性隊長トリス率いる人間チームと、クローンのオリジナルであるダンテ率いるマリガンチームは共に目的地である地下都市カープバールを目指すが、マリガンのカルト教団「ギュラ教」に襲撃されてしまう。
彼らの標的は希少種とされる人間の女性=トリス。しかしトリスにはロボットのロビンが護衛として帯同していた。
「トリス様をお守りする」
「ギュラ教」と戦い、調査を進めるが、圧倒的な戦力の差に苦戦を強いられる調査チーム。その激しい攻防の中で彼らは次元の<歪み>を発見する。そしてロビンはトリスを守るため次元を超えた作戦を計画するが-。
地下世界に隠された謎と異変の正体とは?そして次元を超えた戦いの末にロビンが下す決断とは?
COMMENT
JUNKの世界が還ってきた!
想像を超える創造!畳み掛ける可笑しさ!
愛おしい世界の続きを、みんなで見届けよう!
ハマ·オカモト(OKAMOTO'S)
この宇宙はシミュレーションだという説がある。
すべては創造主がプログラムした世界であり、人間はゲームのキャラクターにすぎない。
タイムワープやマルチバースの世界では、
ダークファンタジーはリアルな現実だ。
『聖書』の神が創造した人間に与えた「十戒」、
すなわちコマンドメントは、まさにコンピューターにおけるコマンドなのかもしれない。
そう思わせてしまう魅力が、この作品にはある。
三上丈晴(月刊ムー編集長)
生成AIの進化前から、ひとりの創造する宇宙の広さを見せてくれた堀貴秀監督の新作は、見る者の胸を熱 く揺り動かす。ここには個性が在る。魂のかたちがある。まだ見ぬ夢がある。
人間もまだ、捨てたもんじゃない。
茂木健一郎(脳科学者)
命がないのに生きていて、この世で撮るのに異世界で、ちっちゃなものがおっきくて、105分が多元な歴史。
錯覚ユラユラ、触覚ゾワゾワ、 本格ワクワク、とにかくピロピロ。 みんなキモくて、いとおしい。
寺岡裕治(新創刊『映画秘宝』前編集長)
クリエイターとしての純度を突き詰めたような堀監督の世界。
前作『JUNK HEAD』の狂気と完成度はそのままに
壮大なスケール感と独自の世界観をパワーアップさせた本作。
気の遠くなるような作業を経て抽出した『JUNK WORLD』に没頭すべし!
岸本 誠(都市ボーイズ)
堀貴秀さんは監督ではない、JUNK WORLDの創造主、神である。
堀さんは映画を用いて今までのそれらとは全く異なる「世界、生物、文化」を0から産み出した。
これからあなたが観るのは映画ではない、JUNK WORLDに産み出されたある生物の人生である。
要約すると、かなり面白いので見て下さい!是非!!
はやせ(都市ボーイズ)
どれだけ壮大なスケールで世界が変転しようとも、生命というのは本質的に、キモくて、愚かで、情けない……だからこそ、面白い!
堀貴秀から溢れ出す奇想は、そんな我々の「JUNK」な生に対する、愛と皮肉に満ちた批評でもあるのだ。
よりエンターテインメントとしての間口を広げたこの二作目でも、独特と言う他ないその味わいは、さらに進化/深化している。
宇多丸(RHYMESTER)